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Restart program
当クリニックでは、現在、就学や就労などの社会参加ができず、概ね家庭に留まっている、いわゆる「ひきこもり」状態の方が、再び社会に戻っていくことを目的としたリスタートプログラムを提供します。
「さまざまな要因の結果として社会参加を回避し、原則的には6か月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態を指す現象概念」
(引用元「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」)
また、いわゆる「ひきこもり」状態ではなくても、現在学校や仕事などに参加しておらず、外出や他者との交流が限定されており、「この先もこのままでよいのか」「もっと社会に参加した生活を送るためにはどうすれば…」という悩みの改善方法のひとつとして、リスタートプログラムを捉えていただければと思います。
ひきこもり状態の多くの方々が、同じような悩みを抱えています。
ひきこもり状態となる原因は、環境の変化や傷つき体験、精神的な疾患によるものなど、人それぞれ様々で、どれかひとつには特定できない場合も多くあります。苦しかった経験やつまずき体験があり、一旦社会との接点が少なくなると、再び前を向いて一歩踏み出すためには、相当のエネルギーと勇気を必要とします。
「この状態から脱したい」と、本気で考えてみても、長期間経ってくると、「何からしたらよいのか」わからず、日にちばかりが過ぎている方がいるかもしれません。「何故うまくいかない?」「誰もこのつらさをわかってくれない」、そんな思いを抱いている方もいるかもしれません。
また既にご自身で色々と挑戦をしたけれどうまくいかなかった結果、「どうせ自分には」「今更もう無理」と、社会参加をあきらめている方もいるかもしれません。
でも、再出発に「遅すぎる」はありません。
苦しかった経験や自分自身と向き合うことは、時にしんどさを伴います。また自分一人きりでは、なかなか乗り越えられない壁があるかもしれません。
リスタートプログラムでは、参加された方を、医師・看護師・作業療法士・公認心理師(臨床心理士)など専門スタッフがチームで支えます。それぞれの専門スタッフの視点から、おひとりおひとりの状態や目標、特性を丁寧に把握し、今できている能力を最大限活かしながら、社会の中で生きていくためのスキルを身につけていきます。
またプログラムの集団活動によって、似たような経験をもつ仲間たちと支え合うこともできます。規則正しい生活リズムや失われた人間関係を、安全な環境で、もう一度取り戻していただければと思います。社会に一歩踏み出す体力と自信をつけ、引きこもり状態からの脱出を目指します。
大切なのは、『再び社会参加をしたい』というあなた自身の気持ちです。
現在、自宅の生活中心で、他者との交流が限定されており、社会との接点が持ちにくくなっている方が対象です。
我が子が現在、ひきこもり状態にある、あるいは、そうとは言えないまでも仕事や学校に行くことができず、自宅での生活が中心の状態にあるお子さんをお持ちの保護者を対象とした、お子さんとの関わり方を再考するプログラムを実施します。
プログラム詳細につきましてはこちらのPDFをご覧ください。
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