2025.02.02
院長ブログ
『喪失感』
大事な人やモノを失った時に出てくる感覚が、喪失感です。
喪失感を切り替えることは、難しいと思います。
時間を掛けて、少しずつ「失われた」という感覚が薄らいでいくのだろうと思います。
私はどんな時でも忘れたくない考えがあります。
自分の人生は有限である。
これはクリニックのコンセプトでもあります。
大事な人やモノを失った時に、
「自分だけが残された」
そんな感覚になるかもしれません。
でも、自分も進んでいます。
失った方とあなたが10年間一緒に過ごしたとします。
仮にあなたの人生が80年間だとしたら、その1/8の期間を一緒に過ごせた、ということになるのでしょうね。
人生の1/8の期間、あなたの人生を色付けてくれた大切な方ということなのでしょう。
自分の人生が有限であることを意識することで、こんな風に考えられると思うのです。
十分な時間が経ってからで構いません。
そう思うことで、喪失感が少し和らぐこともあるかもしれません。