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『動物園』

ゾウを見て、「なんで鼻が長いんだろう」
キリンを見て、「なんで首が長いんだろう」
ライオンを見て、「なんでオスだけ髪の毛が長いんだろう」

動物園で初めてその動物を見た子供は、そんな風に思うのでしょう。

ただ、何度か動物園に行ったり、図鑑などでその動物を繰り返し見ていると、「なんで」が消えていきます。
「そういうものだ」と受け入れることで、徐々に「なんで」が消えるのだと思います。


私は、人間も同じだと思っています。

「なんで分かってくれないんだろう」
「なんで言った通り動いてくれないんだろう」
「なんでそんな嫌な言い方をするんだろう」

「なんで」が出てくると苦しくなります。

「そういう人」という受け入れる視点を入れ込めると、少し気分が楽になると思うのです。


人とのやり取りで、気分が不安定になった時には、「なんで」と考えていないかどうか、チェックしてみてください。
「なんで」を「そういう人」に。
評価を描写に。


追記
例えば、嫌な言い方をする人は口がとんがっていたり、鼻が長かったりしていれば、「そういう人」と思いやすいのかもしれません。

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