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『参加の日』第1回振り返り・第2回告知(2023年5月16日16時~)

皆様の声を聴く日、『参加の日』の第1回目を、2023年4月18日に実施致しました。参加を希望される方が定員である15名を超えたため、やむを得ず参加をお断りさせて頂いた方もおりました。大変申し訳ありませんでした。
以下、『参加の日』第1回目のご報告をさせて頂きます。

参加された方々の自己紹介後、「あなたにとっての『働きづらさ』とは?」「働きやすい『仕組み』とは?」という2つのトークテーマにそって、様々な意見を聞かせて頂くことができました。
当事者の方や、ご家族、支援者、様々な立場の方に集まって頂きましたが、ご家族や支援者の方々にも、関わっている方の働きづらさだけでなく、その方自身の働きづらさを考えて頂くようにしました。自分自身のことを考えない限り、教科書的な回答にとどまってしまう様に感じており、そこに少しこだわらせて頂きました。
2時間はあっという間で、十分な時間が取れませんでしたが、「生の声」「本気の声」を聴かせて頂けました。心を動かされる意見や、気づかなかった視点が沢山ありました。

こちらが、当日の様々な意見をまとめたホワイトボードになります。(タイトルが「あなたにとっての働きづらさとは?」とありますが、「働きやすい仕組み」についても盛り込まれてあります。)


本当に沢山のヒントを知ることができました。
その中で、2つのポイントがあるように感じました。

①トータルに理解すること
②雇用のやり方の工夫


①の「トータルに理解する」とは、雇用側が本人の強みや苦手なことをトータルに把握するというものです。この「トータル」に理解することが難しく、上司や同僚などが皆ある程度共通に理解をすることもなかなか困難なように感じております。また、それが甘えや怠けとは異なり、努力をしても苦手な部分であることをどう理解してもらうかなど課題はありますが、トータルに理解してもらうことで、働きやすい職場に近づくのだろうと感じました。
②の「雇用のやり方の工夫」については、入社時の履歴書をもっと簡素化して、実際のお試し期間でのやり取りに重きを置いたり、入社時に働くにあたり配慮してもらいたい事柄を「配慮事項」として提示したり、期間を設けて会社の中で異動して、自分に合う場所を探すといったローテーションなどの工夫があれば、働くことへのハードルが下がるのではないかと考えます。また、「出来て当たり前」「失敗は許されない」といった職場の雰囲気ではなく、それをサポートできる体制作りや、調子が悪い時期があっても離職するのではなく、その会社に所属できるシステムの構築も重要だと感じました。

「トータルに理解すること」「雇用のやり方の工夫」
これらの実現が、一般雇用と障害者雇用の間の新しい雇用形態になるかもしれません。

これからも、皆様と一緒に、一歩一歩、具体的な形に向けて進んで参ります。

第2回目の参加の日は、就労継続支援B型事業所カンタービレの大竹尚美さんに「ソーシャルファームってなに?」と題して講演をして頂きます。
ソーシャルファームという新しい概念を教えて頂き、その後皆様とディスカッションをしていければと思っております。

参加希望の方は、メールまたは来院時に受付でお声掛けください。
メールの方 Mail:sankanohi@f-mental.jp
※❶お名前❷年齢❸応募動機をご記入の上でご応募ください。
2023年5月10日締め切りです。
なお、お電話での問い合わせはご遠慮下さいませ。
どうぞよろしくお願い致します。

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